今回の質問は子宮頚がんワクチンと長引く生理について
ちょっと気になる体の悩み、お医者さんに気軽に相談できたら心強いですよね。今回も、宇都宮市大寛の「うえの医院」院長・上野裕さんに、読者から寄せられた質問に答えて頂きました。
Q.1歳児の母です。「子宮頚がん」の予防接種は3回行った方が良いのでしょうか? 10代の女性には効き目があり、また、性感染によるものの影響があると耳にしたのですが、自分も受けるべきかどうか悩んでいます。(35歳)
パピローマウイルス(PV)は、子宮頸部や陰茎に多く感染します。当然、性交渉が主な感染ルートです。女性の8割に子宮頸部での感染歴があると見られます。
問題はPVの中の15種に発がん性があることです。通常それらに感染しても自然治癒するのですが(しかし、治癒後も終生免疫はつかず、感染を繰り返す可能性があります)、例外的に感染が持続する場合もあります。
さらに、その一部の頸部細胞が数年〜10年かけて異型性上皮→上皮内がん→浸潤がんという“頚がんルート”を歩むと考えられています。
いま話題となっている頚がんワクチン(サーバリックス)は、発がん性PVの8割を占める16型と18型に有効であり、3回の接種で少なくとも10年間、おそらくは20年間は効果があるとされます。ただし、16型・18型以外の発がんPVには効果がないので、頚がん検診は定期的に行うべきです。
接種年齢ですが、PVは感染を繰り返す可能性を考慮し、少なくとも50歳までは適応があると思います。
Q 出産前からなのですが、生理の期間が長いのが気になっています。生理3日目後半〜4日目はほとんど出血がないのですが、5日目から増え、8日目ぐらいまで続きます。生理痛はほとんどないために、日常生活に支障はないのですが、とても気になります。このような生理は普通ですか?(35歳/2児の母)
通常の月経は7日間までです。8日間と言われると異常と考えるか否か、少々迷います。一般的に言えば、月経が長引く原因は3種に分かれます。
1つは子宮内腔に余計なものがあるとき、すなわち内膜ポリープと子宮筋腫の存在です。これについては、経腔超音波検査で確かめます。
2つめは、高温期にもかかわらず内膜から出血が起きる場合です。
3つめは出血が月経ではなく、不正出血である場合。2と3は基礎体温の記録によって判断できます。





























