20代~40代の女性のほとんどが悩む「月経前症候群」 “我慢することが当たり前”の毎月の症状を快適に
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眠い・体が重い・イライラするなど、月経前の不快なシグナル蕫月経前症候群﨟。「毎月のことだし、生理が始まれば治るから」と我慢している人が多いのでは? しかし、今は子育てや仕事で忙しい女性が多い時代。毎月のことだからこそ我慢せずに快適に過ごしてほしいと、宇都宮市大寛町のうえの医院・上野裕さんは提唱しています。 私は産婦人科の専門医でもある心療内科医なのですが、日本の月経前症候群の研究はアメリカに比べて遅れていると感じます。それは、日本にまだ「月経前の不調は病気ではない」という考え方が残っているからです。 しかし現在、20代後半~40代前半の女性の7~8割の人に何らかの軽い症状が、2~3割の人には日常生活に支障がでるほどの症状が見られます。その中でも、全体の5%~10%の人はかなり重い症状を持ち、月経前に自殺者が多いというデータもあるほど、注目すべき病気です。 身体的な症状は、腹部膨満感(お腹の張り)・頭痛・便秘・下痢・乳房の痛み・足や顔のむくみ・吐き気・ニキビ。心理的には、イライラ・興奮しやすくなる・不安・集中力の低下・うつ的状態・抑うつ気分・性欲の低下など。ひどくなると、心身不調のため、日常生活が破たんしてしまうこともあります。 ■ 生活習慣や漢方薬などで改善 原因として考えられるのが、周りの人間関係などの社会的なもの、脳内ホルモンのバランスがくずれることによる生物学的なもの、ストレスなどの心理学的なもの。 例えば、核家族のお母さんは家事と子育てで忙しく、症状が出ていても休むことができないでしょう。仕事を持つ女性は、社会的な立場や周りからの抑えつけから症状が強くなる。妊娠回数が減り、月経回数が増えていることも要因だと考えられます。 症状の改善には、日ごろからエクササイズなどのリズミカルな運動をする、食事は糖分や塩分を減らしてうす味にする、コーヒーやアルコールを控えて果物や野菜を十分に採ることが大切です。治療は主に漢方薬やホルモン剤が使われ、症状がひどい場合には排卵を止めたり、安定剤などを投与することもあります。 これからは女性がもっと社会で活躍する時代となります。我慢せずに、気軽に医師に相談してください。 |














