いつも追われている感じがする、休日も仕事が気になってしまう
| ... |
休日には一日中ゴロゴロとしていたいのに、家の用事や仕事が気になってできない。そんなまじめさが、心と体に負担をかけることも…。宇都宮市大寛町のうえの医院院長・上野裕さんが、最近多い質問から“時間的に焦りを感じる症状”について、説明をしてくれました。 このところ、自分を「強迫神経症では?」と心配し、相談に来る方が少なくありません。例えば、 質問1.いつも追われている感じがして、ゆったりした気分になれず、絶えず何かをしていないと気がすまない 質問2.仕事のことが思い浮かんで、休日でも緊張が解けない などです。 以前にもこのコラムで書きましたが、“強迫”とは、大丈夫と確信していても万に一つの危険を恐れる気持ち(強迫観念)と、恐れを解消するための儀式的行動(強迫行為)の2つを特徴としています。戸締まりを何度も何度も確認する、何時間も手を洗う、すべての窓の枚数を数えないと気が済まないなど。これらは程度がひどければ強迫神経症と言えます。 ■ 職場の過大なノルマに追われ… 今回の質問1.2.に関しては“タイプA”が当てはまります。タイプAとは、1970年代に米国の2人の心臓病学者が、性格と虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の相関を考察したことがきっかけで生まれた医学的用語です。特徴は、常に時間に切迫感をもち、できるだけたくさんのことを成し遂げようとするために、いつも時間が足りないという焦りを抱いている。絶え間ない時間との戦いが、人生から楽しみを奪い、心身に緊張を強いるのです。 質問1.の方は、タイプAそのものではないでしょうか。常に時間に追われている悩みです。特に心身に疲れがある時こそ、切迫感は強まり、疲労と切迫感に交互に襲われる悪循環が形成されてしまうのです。 質問2.の方の背景には、職場での過大なノルマがあるようです。ノルマは常に勤務者を圧迫し、そのためタイプA的な心情が強まってしまうのだと考えます。どちらも心を十分にリラックスできない状態になっているだけで、強迫神経症には当たらないでしょう。 心身をリラックスする方法としては、ヨガや気功法を行う、流水バスにつかる、自律訓練法を試みるなど。心の専門医に相談することもお勧めします。 |














