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2007年10月 アーカイブ

2007年10月22日

受験する本人以上に募る不安や心配、どうしたら良い?

Vol.38 受験する本人以上に募る不安や心配、どうしたら良い?
感情的にならず、わが子を理性的に評価することが大切

 受験シーズンが近づき、子どものことで心が不安定になっている人もいるのでは。でも、いくら気を揉んだところで、受験するのは子ども。では親がしてやれることとは? うえの医院の院長・上野裕さんに親の心構えについて伺いました。

 子どもの学習態度や成績に関して、悩んでいる方も多いと思います。特に、「育児は母親が主役」という風潮が抜けない日本では、受験期が近づくと母親の心が不安定になる傾向にあるようです。
 母のイライラや不安を子どもは敏感に察知し、子どもの不安も増す可能性があります。子どもたちは「親の期待に応えたい」という気持ちを強く持っているからです。
 では、子どもの生活、特に学業について、親はどのように受け取り、介在していくべきなのでしょうか?

■心理療法を応用して心を静める
 子どものこととなると親は感情的になりがちですので、まず、子どもを理性的に評価する方向へ変換することが大切です。具体的には、心理療法での?認知療法?を応用します。
1.子どもがとった2、3の言動で、わが子を評価しない。「期末試験の前なのに彼女と長電話」という姿を見て、親はイライラしたりガッカリしたりすることがあります。息子は勉強のことを話している、あるいは勉強への集中力が高まるのを待っているのかもしれません。心を静め、極端な評価は避けるべきです
2.子どもの心を勝手に決めつけない。「母は子どもの心を読める」という幻想にふけり、自分の思いで子どもを規定してしまう方は、よく見受けられます。母子は別の人格であることを確認しなければなりません
3.子どもの長所を低く見ない。小さなテストの場合でも良い点数を取ったときには、言葉で賞賛を伝えることです
4.「こうでなければ」という自分の考えを、子どもに押しつけるのはやめる。「大学受験で苦しまずに済むから、有名大学附属校に入れたい」と思っても、大学選択時の可能性をつみ取ってしまうことにもなります。親の考えが子どもを幸福にするとは限らないのです
 最後に。多くの子どもは親が心配するほど、受験に関してヤワではありません。私がお子さんの受験に関し親から相談を受けた例をみても、子どもたちは自らの努力で結果を出しているのです。

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