第4回 予防接種
予防接種は済んでいますか? 万一、麻疹(はしか)などになると、学校を休まざるを得ないばかりか、病気が重く合併症に苦しむこともあります。定期接種のものはもちろんですが、任意接種のものも受けることをお勧めします。まず、これまでの予防接種歴を確認しましょう。
[接種の必要性]
予防接種は、各種の感染症に対する免疫を持たない人のために、あるいはすでに持っている抵抗力をより高めるために行われるものです。「麻疹ゼロ(0)作戦」と言われるように、将来この感染が消失し、予防接種がなくなることが理想です。
[種類]
定期接種(小児の場合)はジフテリア・百日咳・破傷風(DPT三種混合ワクチン)、ポリオ、麻疹・風疹(MRワクチン)、日本脳炎(休止中)、結核(BCG)。任意接種(主なもの)は、おたふくかぜ、水痘、b型インフルエンザ菌(Hib)、インフルエンザなどです。
[成分による違い]
ワクチンには、生ワクチン(ウイルスや細菌を人体には影響ないほどに弱めたもの)、不活性化ワクチン(ウイルスや細菌の性質を失わないで、感染し発病する能力をなくしたもの)、トキソイド(細菌の出す毒素を、免疫をつける能力をそのままにして無毒化したもの)の3種類があります。
[接種間隔]
いくつかのワクチンを接種するとき、生ワクチンの後は4週間(正しくは27日)、不活性化ワクチンの後は1週間(正しくは6日)あけなくてはなりません。
[予防接種をしていない場合、不十分の場合]
生ワクチンの場合は、市町村からの補助を考慮しなければ、いつ接種しても問題ありません。不活性化ワクチンは回数が多く、正しく接種することが必要ですので、主治医の先生とよく相談してください。
[接種不適当者および接種要注意者]
「接種不適当者」とは㈰発熱のある人㈪重篤な急性疾患になっている人㈫接種する液の成分で、以前に重い副作用を起こしたことがある人など。「接種要注意者」とは㈰慢性の病気がある人㈪過去にけいれんのある人㈫免疫不全の診断がなされている人および近親者に先天性免疫不全症の人がいる場合などです。