第6回 熱中症
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「車内にいた子どもが熱中症」「炎天下で野球をしていた高校生が熱中症」との記事を目にする季節です。熱中症の発症には、気温に加えて湿度も関係しています。そして、治療で大事なことは、熱中症と診断または疑いがあったら、必ず医療機関を受診することです。
[熱中症とは]
㈰熱痙攣(ねつけいれん)㈪熱疲労㈫熱射病に分類され、最近は重症度から㈵〜㈽度に区別されています。
㈵度(軽症)は四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣(全身の痙攣ではない)、腹痛。さらに失神(数秒間程度)、脈拍が速く弱い、呼吸数の増加、顔色不良、めまいなど。
㈼度(中等度)は、めまい、疲労感、頭痛、吐き気、嘔吐(おうと)などのいくつかの症状が重なり、加えて血圧の低下、頻脈、皮膚の蒼白など。
㈽度(重度)は、意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、中枢神経系を含めた多臓器障害。重篤で、死亡に至る危険性が高い。
[スポーツによる熱中症の予防]
㈰気温、湿度などを把握し、それに応じた運動量を守る。涼しい時間帯に行う。適切な水分補給を行う。㈪暑さに徐々にならしていく。体が暑さになれていない梅雨明け直後に多い。㈫体調の悪いときは運動を控える。㈬服装に気をつける。㈭具合が悪くなった場合には、早めに運動を中止する。
[重症になりやすい幼児の熱中症]
体温調節能力、発汗能力、腎臓(じんぞう)の働きが成人より未熟であるうえに、体内から表面への熱運搬能力も低い。また、水分摂取の有無で影響を受けやすいなどが原因です。室内で静かにしていても起こることもあります。実際、幼児が「かくれんぼ」で熱中症になり死亡したこともあります。
[治療]
1意識の状態を確認。あわせて、呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度などのチェックを。
2㈰休息…安静を保てる環境へと運ぶ。衣服を緩める。㈪冷却…涼しい場所で休ませる。㈫水分補給…意識がはっきりしている場合に限り、水分補給をおこなう。意識障害や吐き気がある場合には、早急に医療機関の受診が必要となる。














