vol.7 “メタボリックシンドローム”の登場
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vol.7
“メタボリックシンドローム”の登場
日本が世界一の長寿国(昭和52年)となってから、30年の間に次第に日本人の食生活の良さが崩れ出しました。P・F・Cのバランスの良さが、F(脂肪)の増え過ぎと、C(澱粉)の減り過ぎで崩れ、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の摂取比率も次第に動物性にかたより過ぎ、野菜の消費も減少し、いろいろと健康上の問題が指摘されるようになりました。
その一つが太り過ぎとそれに伴う病気の増加です。アメリカが1980年に食育を始めた時の状況に日本も似てきました。
「メタボリックシンドローム」というそれまでは聞いたこともない言葉が新聞にも載るようになりました。内臓脂肪型症候群とでもいうのでしょうか。内臓に脂肪がつく肥満に基づくいろいろな病気のことをいうようです。内臓脂肪型肥満になると高血圧、高血糖、脂質異常を引き起こし、これを放置し続けると、脳卒中、心疾患(狭心症や心筋梗塞等)、糖尿病合併症(人口透析・失明)等へと進展するそうです。そうなっては大変です。
私がこのメタボリックシンドロームの話を厚生労働省の関係者から初めて説明されたのは、平成17年当初、当時同省と農林水産省が共同で作成した食事バランスガイド”が発表される前後でした。今でこそ子どもまでメタボ、メタボと口にしますが、当時は一体何のことかと思ったものです。
それでは日本人におけるメタボリックシンドロームの診断基準はどうなっているのでしょうか。言いかえれば日本人のメタボ該当者とは、㈰腹部肥満度 ウエスト周囲径が男性85cm、女性90cm以上㈪中性脂肪 150mg以上かつ/またはHDLコレステロール40mg未満㈫血圧 上が130以上かつ/または下が85以上㈬空腹時血糖値 110mg以上の四つの条件のうち㈰に該当する人で、さらに㈪〜㈬のうちの2項目以上に該当する人とされています。
私の経験ばなし
私は平成18年3月に狭心症のため、心臓のバイパス手術(心臓に栄養を送る血管がつまったため、そのバイパスを作る手術)をしました。ある病院の 人間ドックで血糖値が高いから精密検査を受けるよう言われ、病院に行き精密検査の結果、典型的な狭心症で、即手術の要ありとそのまま入院、足から血管を3本とり、つまった心臓の血管のバイパスを作る手術をしました。お陰で手術は成功、今は健康体で、正に九死に一生を得ました。
その時の人間ドックのデータは、腹囲98cm、血圧72〜134、血糖値147、HDL51、中性脂肪172で今にして思えば典型的なメタボでした。
皆さまもご自分の健康のためです。人間ドックや健康診断を受けた時の結果表を良く見て、自分がメタボか否かを判断したらいかがでしょうか。














