第5回 床暖房について

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   床暖房について 

質問  半年前に主人の転勤で栃木に来ました。将来は、宇都宮近郊で家を建てようと思っています。ただこれからの時期、栃木はとても寒いと聞いており心配です。まだ子供が小さいのでなるべくエアコンを使わないようにと、床暖房の設置を考えています。価格的なことも含め、メリット・デメリットがあれば教えて下さい。
(Sさん 宇都宮市 主婦27才)

 

回答  近年、床暖房の普及率が高まり、以前に比べると技術的にも成熟し、リーズナブルな価格帯の商品も出てきました。床暖房は大別すると、お湯などを循環させるタイプと、ニクロム線などを使った電気式の2タイプになります。
  循環式の熱源はガスや灯油、深夜電力などを利用し、ある程度のメンテナンスも必要になります。電気式は半永久的にメンテナンスフリーと言われておりイニシャルコストも安めですが、ランニングコストが割高なのでキッチンの一部などの小スペースがお勧めです。床材は、床暖房対応のものを選定するといった注意が必要で、一般の床材より割高傾向です。
  ご質問の「エアコンを使わずに~」ということですが、すべてを床暖房に頼るというのは。技術的には可能ですが、ランニング(コスト)とイニシャル(コスト)の面であまりお勧めできません。また、乳児の床暖房による低温やけどの事故も発生しているようです。
  確かに足元ポカポカは魅力的ですが、“床暖房=善で、エアコン=悪”といった考え方には同調できません。最近の住宅は気密性・断熱性ともに高められ、快適性も格段に高まっています。ですからあまり心配なさらなくともよろしいのではないでしょうか。本来は、充分な採光計画の上、不足をそういった機能で補うのが望ましいと思います。

※イニシャルコスト
初期費用~設置時にかかる製品代や取付費用などのこと
※ランニングコスト
この場合、光熱費や点検清掃費用のこと、また場合によっては部品交換や修理費用のこと