子宮頚がんの予防ワクチンが日本でも接種可能に
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ウイルス感染が主因とされる子宮頚がんに朗報
子宮頚がんの予防ワクチンが日本でも接種可能に
現在、ウイルス感染が主因と認められている悪性腫瘍は、ある種の白血病と子宮頚がん(CC)の2つです。そして年末には、CCに対する予防ワクチンが、日本でも接種可能となる見込みとなりました。
CCを引き起こすと考えられるウイルスは“いぼ”の原因として有名なパピローマウイルス(PV)と呼ばれるもので、その中の15種類に発がん性があり、特に16型・18型は約7割のCCとかかわっているそうです。
今回のワクチンはこの2型に対して効果がありますので、CC予防の福音となり得るでしょう。
■ワクチン接種と検診で予防を
さて、CC関連PVの感染経路は性交渉なのですが、PVは人間界に広く分布しているため、性交渉が開始されれば、誰しも感染する可能性があります。ただし、感染者の9割は自然治癒し、残り1割の1%程度ががんまで進むと見られます。
感染から発がんまでの期間はおおよそ3年〜5年。すると、「性交渉開始前にPVワクチンを受ければ、感染さらにはCCを予防できるだろう」との結論に至るのは当然です。日本における性交渉経験率は高校生になると急に高くなるので、中学生時の初回ワクチン接種が理想的と言えるかも知れません。
また、再感染を防ぐ目的で既経験者にも効果が期待できます。一定の間隔を置いた3回のワクチン接種により10年以上の有効性が確認されているようで、料金は約5万円と見積もられています。
ところで、ワクチンを受けていればCCに関する定期検診は必要ない?と考える向きも出るかも知れません。けれども、現ワクチンでは効果の及ばない発がんPVもあること、CC以外の子宮疾患と卵巣疾患の存在があることを思うと、検診は従来どおり1年ごとに行うべきです。
CC検診率は欧米が7割〜8割なのに、日本は2割強に過ぎません。その低さに婦人科医は悩んできました。PVワクチンの普及と共に、婦人科検診への関心が高まることを、婦人科医は願っています。














