読者からの質問3つに答えていただきました
| ちょっと気になる体の悩みを抱えていながら、“でも、病院に行くほどでもないし…”... |
ちょっと気になる体の悩みを抱えていながら、“でも、病院に行くほどでもないし…”と思っている人は多いもの。そこで今回は、宇都宮市大寛の「うえの医院」院長・上野裕さんに、読者から寄せられた質問に答えて頂きました。
Q.40歳を過ぎても生理痛がひどいです。子どもは3人います。婦人科の病気はありませんが、これから先も生理痛に悩まされるのは嫌なので、何か良いアドバイスをお願いします。
正常分娩(帝王切開は除く)後も疼痛が軽くならない場合、子宮内膜症が疑われます。婦人科で診察を受け、内膜症の有無を調べてください。もし、子宮・卵巣に大きな異常がなければ、ピルの服用で排卵を止めることが有効です。ただし、2年以上の連続服用は好ましくありません。
また、個々の体質に合わせた漢方薬が疼痛を軽くすることもあります。鎮痛薬の使用については、市販薬よりも医療機関からの薬剤をお考えください。
Q.3人の子どもを持つ32歳の母です。3人目を一昨年の12月に出産して以来、トイレの回数が増え、尿意を感じてからトイレへ行くまでに少々間に合わないこともあります。自分では過活動膀胱ではと思っています。
推測されている通り、膀胱粘膜が興奮状態にある過活動膀胱が最も考えられます。原因不明のことが多く、抗コリン剤や意識的に排尿間隔を延ばす膀胱訓練法が有効です。時には、心療内科的診療が必要な場合もあります。
尿失禁を伴う方は、尿道括約筋など骨盤底部筋の弛緩の有無を、婦人科・泌尿器科で確認すべきでしょう。
Q.実母が卵巣がんにかかり、自分もいつかは同じようにがんになるのだろうかと考えてしまいます。今現在の医療でわかっている範囲で「がんの遺伝」について教えてください。
がんの5%は遺伝的な影響(欠陥遺伝子の保有)を受けていると考えられています。ある種の大腸がん・乳がん・甲状腺がん・皮膚がんなどについては、その影響大です。
しかし、遺伝的要素だけではなく、日常生活での負荷が加わることが発がんの要件ですので、喫煙・偏食・アルコール過剰摂取・過労などを避けるようにすれば、がんへの危険度は減るでしょう。当然、血族にがんの発症例があれば、そのがんに関する検診は丁寧に行うべきです。













