読者からの質問3つに答えていただきました vol.2
| ちょっと気になる体の悩みを抱えていながら、“でも、病院に行くほどでもないし…”... |
ちょっと気になる体の悩みを抱えていながら、“でも、病院に行くほどでもないし…”と思っている人は多いもの。そこで今回は、宇都宮市大寛の「うえの医院」院長・上野裕さんに、読者から寄せられた質問に答えて頂きました。
Q.月経が始まる1週間前から、毎日、夜中に汗をかいて布団までびっしょりになります。月経が始まると汗はかかなくなります。この症状は20代からずっと続いています(妊娠中は出ませんでしたが、出産後に再発)。(39歳)
排卵後から月経開始までの高温期間に限って不快症状が現れる、月経前障害の一例だと思います。汗の診療について西洋医学は現在のところ無力ですので、中国医学で対処します。
今回の方の場合、「妊娠中には症状が出なかった」ので、詳しい説明は除きますが、気(=エネルギーのもと)の発散過多が主因である可能性が高いと思います。対策として、気の発散を抑制する薬剤、例えば「五味子合剤」か「都気丸」の服用を考えます。
Q.月経不順と不妊症は関係あるのか教えてください。月経不順が治れば、妊娠しやすくなりますか? また、治療法は?(26歳)
妊娠成立への一歩は、卵子核と精子核の合体(=受精)です。そのためには、まず卵子が卵巣表面から飛び出すこと(排卵)が必要です。もし、排卵しても受精しなければ月経となります。すなわち、排卵の結果の一つが月経です。
ですから、月経が不順ということは、排卵が不定期なのです。排卵後、卵子は急速に受精能力が低下するので、排卵直前の性交渉が受精確率を高めます。
このため排卵が不定期(=月経不順)であると、性交渉のタイミングを合わせにくく、排卵回数も少ないので、受精確率が減るわけです。
治療法には、排卵誘発剤や漢方剤の服用と、排卵誘発剤の注射療法があります。
Q.目が良くなる食べ物や飲み物はありますか? ブルーベリーは良いのでしょうか?(25歳)
臨床試験を経て効果が確かめられた健康食品は、極めてまれです。ブルーベリーと目との関係も確認されていません。
飲食物と健康に関する情報で信頼に足るものは、唯一、中国医学書に記載された内容だけと私は考えます。眼精疲労を癒し、視力を改善する効果ありと記載されている飲食物は「枸杞子」「茉莉花」「菊花」「白木耳」などです。














