歯の美容と健康
金子歯科みどりケ丘クリニックの金子泰英院長のコラムです
ジータアート臨床研究会インストラクター・日本歯周病学会会員・日本口腔インプラント学会会員・日本大学歯学部病理学研究員
- - 最終回 - 美しい笑顔とかみ合わせで健やかな毎日を!
- (前回の質問)歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
- (前回の質問) 歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
- 歯のかみ合わせが原因で、肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
- 歯の形が気になるのですが、何か良い治療法はありますか?
- 毎日歯を磨いているのに、歯が痛むようになりました。これって虫歯ですか?
- 歯周病が原因で、心臓病や脳梗塞(こうそく)に影響があると聞いたのですが、本当でしょうか?
- 生まれつき歯の本数が足りず、見た目がよくないのでずっと気になっていました。治療をしたいのですが、どんな治療法がありますか?
- ひどい歯周病で、骨の状態も悪いと言われました。インプラント治療はできますか?
- 歯を磨くと出血するようになってしまいました。鏡で見てみたら歯ぐきが赤く腫れています。歯周病なのでしょうか。
- インプラント治療を考えていますが、仕事をしているため治療期間と治療中の歯の状態が気になります。詳しく教えてください。
- 歯のホワイトニングに興味があります。どのような方法があるか教えてください。
- 最近総入れ歯にしたのですが、顔つきが悪くなったと言われました。付ける入れ歯によって、顔つきまで変わってしまうものですか?
- 前歯に虫歯があり、見た目が気になります。歯周病も進んでいると言われたのですが、治療をしながら見た目もきれいにすることはできますか?
- 以前に治療した歯がまた虫歯になってしまいました。その歯は虫歯になりやすい歯なのでしょうか。再発しないような方法はありますか。
- (前回の質問) 右の奥歯を失ったまま放っておいたら、かみ合わせが変わってしまいました。治療したほうがいいでしょうか。
- 右の奥歯を失い、不自由がないので放っておいたのですが、最近かみ合わせが変わってきたような気がします。治療した方がいいでしょうか。
- 歯周病がひどいため、総入れ歯を勧められました。すべての歯を抜いてしまうことに抵抗があるのですが、自分の歯を残して治療する方法はありませんか。
- 最近、「自由診療」という言葉をよく聞きますが、どんな治療のことを言うのでしょうか? また「保険診療」とどう違うのでしょうか?
- 部分入れ歯をしているのですが、バネをかけた歯が弱くなり、安定しなくなってきました。どうにか安定を良くしたいのですが…。
- 前歯を差し歯にしたら、歯と歯ぐきの境目が黒くなってしまいました。これでは口を開いて笑えません。きれいにする方法はありますか?
- (前回の質問) 歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか?
- 虫歯を放っておいたら、歯が使えなくなってしまい、抜歯しなくてはならなくなってしまいました。歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか?
- 総入れ歯にしたのですが、よくかめません。友人も痛みなどの問題があると言っているのですが、より適した入れ歯はあるのでしょうか?
- 最終回 - 美しい笑顔とかみ合わせで健やかな毎日を!
| VOL.24 - 最終回 - 美しい笑顔とかみ合わせで健やかな毎日を! 2年間にわたり、歯の美容と健康についてお話してきましたが、今回で最終回となります。それぞれの悩みを伺ってみると、みなさんが望んでいるのは、自信を持って人と接することができるきれいなスマイルラインと、食べ物をおいしく味わえるかみ合わせではないかと感じました。 さまざまな治療法を紹介してきた中で、その両面を満足させる治療法がインプラントと言えるでしょう。人工歯根を埋め込み、人工歯を固定するので、長期安定できるかみ合わせとなり、審美的にも白く美しい歯を手に入れることができます。 これからも健やかな毎日を送るために、歯の悩みやコンプレックスは早めに歯科医に相談してみてはいかがですか。(終) ● インプラント治療例 ● 1. 入れ歯(左)からインプラント(右)への治療。金具もなくなり、審美的にも美しくなっています
2. 奥歯のない状態(左)からインプラント(右)の治療。自分の歯と同じようにかむ力がアップ
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(前回の質問)歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
| VOL.23 Q.(前回の質問)歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。 A.2回続けて説明をしてきましたが、かみ合わせの重要性を理解していただけたでしょうか。 今回は実際にかみ合わせが悪く、全身症状が出てしまった患者さんの例をお見せします。写真1はかみ合わせ治療前です。奥歯の治療をしてから、肩こりや背中の痛み、あごが痛くてかめないなどの不調があったと言います。人により、頭痛や吐き気などを訴える場合もあります。そこでかぶせものを変えて、上下のあごが生理的な位置でかみ合わせできるようにジータシステムで治療しました(写真2)。スポーツ選手であるこの患者さんは、かみ合わせ治療後に不調が解消し、成績も上がったそうです。 1. 治療前 奥歯のかみ合わせに違和感を感じ、肩こりや背中のハリ、あごの痛みが続いている状態
2. 治療後 ジータシステムでかぶせものを調整。理想的なかみ合わせであごの痛みもなくなった
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(前回の質問) 歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
| VOL.22 Q.(前回の質問) 歯のかみ合わせが原因で肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。 A.前回、かみ合わせを考えずに見た目だけを治す治療で、全身のバランスが崩れ、さまざまな病気の原因になるということを書きました。そこで今注目されているのが、かみ合わせ治療です。 まずは奥歯をしっかりとかめるように、奥歯と前歯、そして左右の高さのバランスを、かぶせ物などで調整します。その後、前歯のバランスを調整します。高い技術を必要とする治療ですが、治療後は顔の筋肉のバランスが取れて、きれいなラインになり、口元が美しく見えます。 また、きちんとかめるように治療することで、さまざまな体の不調を取り除くだけでなく、肥満防止や生活習慣病の予防、消化を助ける、脳が活発になる、味覚が発達する、老化防止、集中力アップ、言葉をきちんと発音できるなど、体全体によいことをもたらします。 機能的に快適で、かつ見た目もよいというのが、これからのかみ合わせ治療の流れだと考えます。
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歯のかみ合わせが原因で、肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。
| VOL.21 Q.歯のかみ合わせが原因で、肩こりや頭痛が起きているのではないかと言われたのですが…。 A.審美歯科、美容歯科という言葉が一般的になり、「歯を美しくする」という意識が高まっているようです。しかし、かみ合わせを考えずに、見た目だけを治すと危険な結果になる、ということはあまり知られていないのではないでしょうか。 歯は全部そろって初めて正常に機能する仕組みになっています。1本でも抜けてしまうと、抜けた歯の隣近所の歯がなくなってしまった部分を補おうとするため、歯並びはガタガタになってしまいます。そしてかみ合わせの狂いは、100分の1ミリで全身に影響が出始めます。歯の治療をしてから、顎(あご)が痛くなる、口が開かない、胃がもたれる、動悸、肩こりや頭痛がする、といった症状は、かみ合わせの狂いが頭がい骨や顔の骨を変形させたことが原因と考えられます。ほかにも、右表のような状態の方は注意が必要です。 まずは、虫歯や歯周病の治療をきちんと受けることが大切です。かみ合わせ治療については、引き続き次回説明します。 こんな状態は要注意! ・ 1本でも抜けたままの歯がある ・ 上下のかみ合わせが悪い(出っ歯・受け口など) ・ 歯並びが悪い(八重歯・デコボコの歯など) ・ 親知らずが不正な方向に生えてきた ・ グラグラする歯がある ・ 治療していない虫歯がある ・ 義歯や詰め物を入れている ・ 水を含むと歯の付け根がしみて痛い |
歯の形が気になるのですが、何か良い治療法はありますか?
毎日歯を磨いているのに、歯が痛むようになりました。これって虫歯ですか?
| VOL.19 Q.毎日歯を磨いているのに、歯が痛むようになりました。これって虫歯ですか? A.前回、歯周病は全身疾患の原因となると書きましたが、虫歯も同じで、ひどくなると根の周囲に膿が溜まり、敗血症の引き金となることもあります。そうなる前に、虫歯のメカニズムを知り、きちんと予防、そして治療することが大切です。 虫歯の主な原因菌であるミュータンス菌は、口の中に住む細菌の一つで、食べ物の中の砂糖を栄養にして、歯の表面にネバネバしたものを作り出します。そこに細菌が入り込み、増えていったものが歯垢(プラーク)です。さらに歯垢の中で食べ物の糖質が分解されて酸を作り、歯の表面を覆うエナメル質を溶かし始める。これが虫歯です。 早期発見で痛みなく治療できる 虫歯のレベルはC1~C4に分かれます。C1はエナメル質に小さな穴が開いた状態で、自分では見つけにくいのですが、定期検診をしていれば発見でき、痛みもなく治療できます。C2はしみる程度。この時点なら神経を取らずに治療できます。はげしく痛むのがC3。神経を取らなくてはなりません。C4になると、歯の上部はなくなり、腐った根だけが残った状態で、歯を抜かなければなりません。根の周囲にたまった膿により口臭もひどくなります。 毎日歯を磨いているのに虫歯になるのは、歯垢を落とせていないからだと思われます。予防のためにも、歯科医院で定期検診を受け、きちんと歯垢を落とすブラッシング法を教わってください。 |
歯周病が原因で、心臓病や脳梗塞(こうそく)に影響があると聞いたのですが、本当でしょうか?
| VOL.18 Q.歯周病が原因で、心臓病や脳梗塞(こうそく)に影響があると聞いたのですが、本当でしょうか? A.テレビなどでも聞きなじみのある歯周病は、「歯ぐきから血が出る病気でしょ?」と軽く考えてしまう人が多いようです。しかし実は、歯周病は歯が抜け落ちるだけでなく、全身にさまざまな悪影響を与えることがわかってきました。 以前に、歯周病は歯周ポケットに入った細菌が引き起こす病気だと説明しました。その細菌が毛細血管から全身の血管に入り、命にかかわる重大な病気の原因となる場合があります。頭痛、けん怠感などの全身の不調、心筋梗塞、狭心症、脳血栓、脳梗塞などです。 歯周炎菌の一部は悪玉コレステロールを血管壁に付着させる可能性があり、このため血栓ができて、動脈硬化が進行。この血栓が心臓の冠状動脈に起きると、心筋梗塞などにつながります。心筋梗塞で亡くなった方の血液内の血栓を調べたところ、歯周炎菌が発見されたという報告が数多く寄せられています。 歯周炎菌は女性の敵でもある それだけではありません。歯周炎菌は月経時や妊娠時に分泌されるエストロゲンという女性ホルモンを栄養にして、体内で増え続け、女性の体に悪影響を与えます。特に歯周炎の女性が妊娠した場合は、歯ぐきの健康な人に比べて、未熟児出産や早産となる確率が高まるとも言われています。 日ごろから歯肉や歯の状態をチェックし、健康な状態でかめるように、早い段階での治療をお勧めします。 |
生まれつき歯の本数が足りず、見た目がよくないのでずっと気になっていました。治療をしたいのですが、どんな治療法がありますか?
| VOL.17 Q.生まれつき歯の本数が足りず、見た目がよくないのでずっと気になっていました。治療をしたいのですが、どんな治療法がありますか? A.みなさんは歯の数が何本あるか知っていますか。人の歯は乳歯で20本、永久歯で28本(親知らずを除く)。生まれつきあるべき歯がないことを、先天性欠如歯といいます。たいてい1本~2本足りない場合が多いのですが、かみ合わせが悪くなったり、ほかの歯の位置がずれてしまうなどの影響が考えられるため、治療を勧めています。治療法は3つです。 まずは「ブリッジ」。固定式の人工歯を入れる方法ですが、固定するには健康な両隣の歯を削らなくてはなりません。 2つめは「入れ歯」。健康な歯を削らずに治療できますが、バネで固定するため違和感があり、かむ力は弱くなります。また、取り外して手入れする必要があります。 3つめの「インプラント」は、人工歯根をあごの骨に埋めて、人工歯を固定する方法。これもほかの歯を削らずに治療でき、自分の歯のようにかむことができる上、見た目もきれいに改善されます。それぞれの良さを理解の上で、最善の治療法を選んでください。
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ひどい歯周病で、骨の状態も悪いと言われました。インプラント治療はできますか?
| VOL.16 Q.ひどい歯周病で、骨の状態も悪いと言われました。インプラント治療はできますか? A.インプラント治療は、人工歯根を顎(あご)の骨に埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法のため、まずはレントゲンやCTなどで、骨の量や状態を調べる必要があります。以前は、歯槽骨(歯を支える骨)の不足など、骨の状態が悪い場合はインプラント治療は不可能と言われていました。しかし現在は、骨の移植や再生など、さまざまな方法でインプラント治療できる環境を作れるようになりました。 その一つは、GBR法(骨移植、骨再生)。歯がなくなると歯槽骨が減り、インプラントを埋め込んでも表面が露出してしまいます。そのため、骨組織を再生させたい部分を専用膜で覆い、歯肉をかぶせて、数カ月間、骨の再生を待ちます。 また、上顎部に歯槽骨の骨量が少なく、インプラントを埋める高さが足りない場合でも、鼻の空洞を押し上げて高さを確保するサイナスリフト法や、ソケットリフト法で治療することができます。期間はかかりますが、インプラント治療は可能なので、歯科医に相談してください。
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歯を磨くと出血するようになってしまいました。鏡で見てみたら歯ぐきが赤く腫れています。歯周病なのでしょうか。
| VOL.15 Q.歯を磨くと出血するようになってしまいました。鏡で見てみたら歯ぐきが赤く腫れています。歯周病なのでしょうか。 A.歯周病が疑われますので、早めに歯科医を受診することをお勧めします。プラーク(歯垢)が原因で進行する歯周病は、放っておくと知らない間にジワリジワリと歯の周囲の骨を溶かし、ついにはすべての歯が抜けてしまう病気です。 治療は、ただ来院すればいいというものではなく、患者さん本人の認識と努力が重要です。そこで、歯周病を克服する4つのキーワードを紹介します。
これらの4つを十分理解した上で治療を行えば、結果はゆっくりですが確実に表れます。歯科医とともに、根気よく歯周病を克服しましょう。 |
インプラント治療を考えていますが、仕事をしているため治療期間と治療中の歯の状態が気になります。詳しく教えてください。
| VOL.14 Q.インプラント治療を考えていますが、仕事をしているため治療期間と治療中の歯の状態が気になります。詳しく教えてください。 A.インプラントは、咬み心地も見た目も“第2の永久歯”と言われるほど自然な仕上がりになる治療法です。治療の流れを説明しましょう。
治療期間は、骨の状態や処置の仕方、本数によって異なります。一般的には(1)(2)で1カ月~6カ月、(3)(4)が上あご5カ月~6カ月、下あご3カ月~4カ月、(5)(6)が2週間~2カ月となります。手術も、健康な方であれば入院の必要はありません。また、治療中は必要に応じて仮歯を入れますので、日常生活や仕事に差し支えることはありません。わからないことは歯科医に説明を受けて、治療を始めてください。 |
歯のホワイトニングに興味があります。どのような方法があるか教えてください。
| VOL.13 Q.歯のホワイトニングに興味があります。どのような方法があるか教えてください。 A.歯の変色が気になり、ホワイトニングをしたいという方が増えていますが、変色にはさまざまな原因があります。生まれつき変色している内因性のテトラサイクリン歯。神経を抜いて変色した歯、日々の歯磨きで取り残した歯の汚れや茶しぶなどによる外因性のもの。歯の状態によっても治療法は変わります。 歯の状態で違う4つの治療法 虫歯がなく、削らずに歯を白くするには、ホワイトニング(漂白)が適しています。歯科医院で短期間に行えるオフィスブリーチでは、歯の表面にペーストを塗り、数分間レーザーを照射。ホームブリーチでは、歯科医院で歯型を取ってトレーを作り、トレーに薬剤を流したものを歯に合わせて入れる治療を数週間続けます。睡眠時など、空いている時間にできるのが特長です。ただし、どちらも永久的に白い歯が続くわけではありませんので、定期的なメンテナンスが必要です。 内因性の変色や隙間だらけの歯には、ラミネートベニア法が有効です。歯の表面をごく薄く削り、セラミックを貼り付けるだけの治療法で、セラミックの形や大きさを調整することで、歯並びや歯の形を整えることもできます。虫歯の進行がひどい場合や歯並びが悪い場合は、セラミッククラウンなどのかぶせもので歯全体の色を変える治療を行います。 これらは自由診療となっているので、歯科医に相談の上、治療を受けてください。 |
最近総入れ歯にしたのですが、顔つきが悪くなったと言われました。付ける入れ歯によって、顔つきまで変わってしまうものですか?
| VOL.12 Q.最近総入れ歯にしたのですが、顔つきが悪くなったと言われました。付ける入れ歯によって、顔つきまで変わってしまうものですか? A.歯の正しい形状と歯並びは、生体力学的に眉間を中心とした円を描いています。自然で美しい顔の表情は、この法則に沿った歯並びやかみ合わせから生まれます。 では、なぜ顔つきが変わってしまったのか。原因に考えられるのが、前歯の歯並びや奥歯のかみ合わせが悪い場合、もしくは入れ歯の吸着が悪い場合です。歯並びやかみ合わせが悪いと、咀嚼(そしゃく)筋の働きとの調和が崩れ、不自然な表情の要因となります。また、歯の吸着が悪いと、不必要な筋の緊張が生まれ、表情までぎこちなくなってしまいます。 新しい治療法として注目されているのが、かみ合わせ治療器「ジータ咬合器」(米国特許取得)や、咀嚼運動に調和した総入れ歯用の人工歯「ジータアート人工臼歯」(特許出願中)、口腔粘膜の性質に近い粘弾性を持つ入れ歯材料「フィジオライナー」です。今は最新の技術や材料を用いた治療法が開発されているので、見た目が美しく、自然にかめる入れ歯を選んで、悩みを解消してください。
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前歯に虫歯があり、見た目が気になります。歯周病も進んでいると言われたのですが、治療をしながら見た目もきれいにすることはできますか?
| VOL.11 Q.前歯に虫歯があり、見た目が気になります。歯周病も進んでいると言われたのですが、治療をしながら見た目もきれいにすることはできますか? A.女性の理想の体型を表す言葉として最近よく使われる蕫ゴールデンプロポーション﨟(黄金比率)ですが、歯の形にも同じ表現を使います。歯周病の治療をしていくと歯肉がひきしまり、今まであった位置より歯肉は短くなります。これは正常なことなのですが、歯が長くなったように見えて、見た目が悪くなってしまいます。歯を保存するためには、仕方がないのですが、やはり気になる方も多いようです。
審美的に変えるには、かぶせものをして歯の形を変えることで改善する方法があります。以前「総入れ歯を勧められたが、自分の歯を残したい」という歯周病でお悩みの方に3つの歯周補てつ法(フルブリッジ法、コーヌスクローネ法、インプラント)を紹介した回で説明しましたが、歯周病の歯は一本一本が弱いので、複数の歯を固定する必要がでてきます。審美と合わせて治療もできますので、歯周病がひどくなる前にきちんと治療することをお勧めします。 |
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以前に治療した歯がまた虫歯になってしまいました。その歯は虫歯になりやすい歯なのでしょうか。再発しないような方法はありますか。
| VOL.10 Q.以前に治療した歯がまた虫歯になってしまいました。その歯は虫歯になりやすい歯なのでしょうか。再発しないような方法はありますか。 A.日本はアメリカやヨーロッパに比べて、再治療をする患者さんは多いようです。大半の人は虫歯や歯周病にかかったことに気付かず、痛みが出てから歯科医院を訪れます。なぜ再び、虫歯や歯周病になってしまったかを考えてみましょう。 それは口の中にいるばい菌が感染したことが原因です。ばい菌が多ければ多いほど、虫歯や歯周病にかかる率は高くなります。 歯垢コントロールとメンテナンス では、具体的にどうすればよいか。まずは、プラークコントロールをきちんと行うことです。毎日歯磨きをしていても、“やっている”のと“できている”のは違います。歯科医師、歯科衛生士にブラッシング方法などのホームケアを教わってください。それでも、歯と歯の間や歯ブラシが届きにくい場所など、自分自身で磨くだけではどうしても限界があるので、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行って、ばい菌(バイオフィルム)を除去します。 もう一つ重要なのは、車に車検があるように、歯にもメンテナンス(定期検診)が必要だということ。期間は口の中の状態によって変わりますが、3~6カ月を目安にしてください。 これらのことを行うことで、再治療・再発を防ぐことができます。“痛くなってから治療する”という考え方を“痛くならないように予防する”に変えてみませんか。 |
(前回の質問) 右の奥歯を失ったまま放っておいたら、かみ合わせが変わってしまいました。治療したほうがいいでしょうか。
| VOL.9 Q.(前回の質問) 右の奥歯を失ったまま放っておいたら、かみ合わせが変わってしまいました。治療したほうがいいでしょうか。 回答の続き 「インプラントで治療した場合」 A.今回はインプラント治療について説明します。大きく違う点は、インプラントは固定式のため、着脱のわずらわしさがないこと。また、前回説明したテレスコープデンチャーは、鉤歯(こうし)となる歯を削らなくてはならないという欠点がありますが、インプラント治療では、ほかの歯を削らなくてすむことも大きなメリットです。 インプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する方法で、手術が必要なため、診断が重要となります。CTで骨密度と骨幅などを検査し、条件が整えば手術をします。最近では多少条件が悪くても、骨移植などの方法があるので、医師とよく相談してください。 手術後、上顎は約5~6カ月、下顎は約3~4カ月、骨とインプラントが結合されるまで待ちます。その後、かぶせものの歯形をとり、装着して完成となります。この治療法も自由診療です。 治療後に必ず守ってほしいのが、メンテナンスです。医師の指導に従い、正しい歯磨きなどの適切なホームケアと、半年に一度の定期検診を行ってください。
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右の奥歯を失い、不自由がないので放っておいたのですが、最近かみ合わせが変わってきたような気がします。治療した方がいいでしょうか。
| VOL.8 Q.右の奥歯を失い、不自由がないので放っておいたのですが、最近かみ合わせが変わってきたような気がします。治療した方がいいでしょうか。 A.治療することをお勧めします。歯は、1本でもなくなればかみ合わせがずれてしまい、それが崩壊への第一歩となってしまいます。 今回の場合は、奥歯がないため、ブリッジにはできません。治療の選択肢は針金付きの入れ歯と、針金のない入れ歯テレスコープデンチャー、インプラントの3つ。針金付きの入れ歯は、健全な歯を削らずに補えますが、違和感が多く、噛む力が3割~4割になってしまいます。そこで、今回はテレスコープデンチャーを紹介します。 まず、鉤歯(こうし=支えとなる歯)を削り、かぶせものにアタッチメント(入れ歯をつなげる装置)を付けます。アタッチメントは、入れ歯に使われる針金とは違い、支えている歯に負担をかけずに入れ歯をつなぐことができます。噛んだときのがたつきが少なく、見た目も入れ歯とはわかりにくくきれいになります。この治療法は自由診療となり、設計は歯の本数や状態によって変わるので、医師にご相談ください。
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歯周病がひどいため、総入れ歯を勧められました。すべての歯を抜いてしまうことに抵抗があるのですが、自分の歯を残して治療する方法はありませんか。
| VOL.7 Q.歯周病がひどいため、総入れ歯を勧められました。すべての歯を抜いてしまうことに抵抗があるのですが、自分の歯を残して治療する方法はありませんか。 A.歯周病は、気付かないうちに進行してしまっている例が少なくありません。しかし、重度の歯周病で歯がグラグラになってしまった場合でも、抜かずにかぶせ物をして治療する方法があります。大まかには3つ。 1つは、フルブリッジ法。単独ではグラグラしてかめない歯と歯を冠でつなぐ固定式のかぶせ物で、歯が比較的多く残っている場合に適用します。 2つめのコーヌスクローネ法は、支えとなる歯に内冠をつけ、義歯のついた外冠を重ねてつける治療法です。外冠と義歯床が一体化しているため、支えている歯に負担が少なく、装着感がいいのが特長です。取り外し式で清掃もしやすく、針金がないので審美的にも優れています。 3つめは、インプラント法。人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して、かみ合わせを回復する方法です。固定式のため、ガタついたりせず、自分の歯のようにかめるようになります。
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最近、「自由診療」という言葉をよく聞きますが、どんな治療のことを言うのでしょうか? また「保険診療」とどう違うのでしょうか?
| VOL.6 Q.最近、「自由診療」という言葉をよく聞きますが、どんな治療のことを言うのでしょうか? また「保険診療」とどう違うのでしょうか? A.歯科治療は、医療保険請求ができる「保険診療」と、医療保険適応外の「自由診療」や「自費診療」と言われる治療に分かれます。 「保険診療」は病気の治療を目的としたもので、予防や審美などには原則的に適応されず、国によって決められた診療内容に限られています。歯科では、虫歯や歯周病の治療、抜けた歯を補うブリッジや義歯の製作などが主な治療項目ですが、使用する材料や治療法に制限が設けられています。 最善の治療法を選べる 「自由診療」 一方、「自由診療」には制限がありません。このコラムでも何度か書きましたが、最近は「悪いところを治す」だけでなく、「歯を美しく見せたい」や「快適にしたい」など、歯の健康と美容について考える人が増えています。「自由診療」は、患者さん自身が望む治療を、同意の上で、医師が持つ最高の技術と最新の設備を用いて行う治療であると言えるでしょう。 治療項目は次の通り。 1) 歯並び・かみ合わせの矯正治療 2) 人工歯根(インプラント) 3) 入れ歯と分かりにくい義歯や、金属床や粘弾性材料を用いた義歯 4) セラミック・金合金の詰め物やかぶせ物 5) 口や歯の健康診断 6) 歯のホワイトニングやクリーニング 7) レーザー治療 詳しいことは専門医に相談して、それぞれに合った治療法を選んでください。 |
部分入れ歯をしているのですが、バネをかけた歯が弱くなり、安定しなくなってきました。どうにか安定を良くしたいのですが…。
| VOL.5 Q.部分入れ歯をしているのですが、バネをかけた歯が弱くなり、安定しなくなってきました。どうにか安定を良くしたいのですが…。 A.部分入れ歯は、隣の歯に針金でできたバネで固定します。そのため、固定している歯を痛めやすいのが現状です。バネをかけている歯が欠けた場合、力のバランスが崩れてしまいます。それで、入れ歯の安定が悪くなってしまうのです。
次に、茶筒の原理を応用した、コーヌスクローネ法があります。これは残っている歯にかぶせ物をしてつなぐ方法です。一本一本の歯に2重冠の金冠を装着し、上の部分の金冠をつないだかぶせ物全体を、はめたり外したりできます。残っている歯が少ない場合は、入れ歯部分を直接つないでコンパクトにすることができます。写真は2つを併用した治療法です。 残る1つはインプラントです。この方法は応用範囲が広く、前記の2つと組み合わせることもできます。歯の負担も減り、入れ歯も安定します。針金がかかっていれば審美的にも良くないので、気にされている方は、相談してみてください。 |
前歯を差し歯にしたら、歯と歯ぐきの境目が黒くなってしまいました。これでは口を開いて笑えません。きれいにする方法はありますか?
| VOL.4 Q.前歯を差し歯にしたら、歯と歯ぐきの境目が黒くなってしまいました。これでは口を開いて笑えません。きれいにする方法はありますか? A.最近は歯を白くするなど、審美治療に関心のある患者さんが増えています。しかし、どんなに歯を白くしても、歯肉がきれいでなければ全体がきれいには見えません。 今回のケースは、歯周病が原因で歯肉が下がり、またかぶせもの(差し歯)に使われている金属(銀)で歯が黒ずんでしまったと思われます。新しいかぶせものにするだけでも、ある程度歯の黒ずみは改善されますが、よりよく見せるには金属を使わないオールセラミックや、ハイブリッドセラミックのものに変える。神経を取ってしまった場合は、歯の土台(しんになる部分)から金属を使わない、もしくは金の含有率の多いものを使用すると良いでしょう。
しかし、プラークコントロールが悪く、歯周ポケットが深くなってしまうと、これらの治療は難しく、かぶせものも長くはもちません。見た目が悪くて気にされている方は、相談されてみてはいかがですか。 |
(前回の質問) 歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか?
| VOL.3 Q.(前回の質問) 歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか? A.回答の続き「インプラント治療」について 人間の歯は永久歯を失うと、残念ながら二度と生え替わってはきません。そのため、今までは「入れ歯」や「ブリッジ」が用いられてきました。しかし、「ブリッジ」は隣の歯を削るため、歯の寿命が短くなる。「入れ歯」だと、固いものがうまく噛めない、空気がもれて発音がおかしい。また、長く使っている間にガタついてきたりする場合があります。このように歯を失ってお悩みの方に適した治療法として「インプラント治療」ができました。 インプラント治療とは、失ってしまった歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法。隣の歯を削ることなく治療ができ、自分の歯のように違和感なく噛めるようになります。最近では、骨幅や高さがないなど骨の条件がよくない場合も、GBR法(骨を増やす方法)などで適応範囲が広くなりました。ただ、全身の疾患がある場合には治療ができない場合があること、保険適用外で自由診療となることも理解しておいてください。毎日きちんと噛めることは食欲や健康にも良い影響を与えます。また、入れ歯装着時に見えていた針金がなくなれば、見た目が気になる方にもうれしいですよね。 |
虫歯を放っておいたら、歯が使えなくなってしまい、抜歯しなくてはならなくなってしまいました。歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか?
| VOL.2 Q.虫歯を放っておいたら、歯が使えなくなってしまい、抜歯しなくてはならなくなってしまいました。歯を失った後の治療は、どんな方法がありますか? A.たいがいの人は、「虫歯かな?」と思っても、痛くなければ歯科医を受診されません。歯が1本なくなることで、噛み合わせのバランスが悪くなり、虫歯、歯周病、顎関節症の原因となってしまうので、早めに受診することをお勧めします。 さて、歯を失った後の治療法ですが、従来用いられてきた入れ歯とブリッジ、そして、インプラントに分かれます。
また、抜けている歯が比較的多く、ブリッジで適応出来ない場合に有効なのが入れ歯です。健全な歯を削らずに補えるのですが、バネで固定するため違和感が多く、噛む力が3割~4割になってしまいます。そして、取り外して手入れをする必要があります。 次回は、両方の欠点を補った「インプラント治療」について、引き続き説明します。 |
総入れ歯にしたのですが、よくかめません。友人も痛みなどの問題があると言っているのですが、より適した入れ歯はあるのでしょうか?
| VOL.1 Q.総入れ歯にしたのですが、よくかめません。友人も痛みなどの問題があると言っているのですが、より適した入れ歯はあるのでしょうか? A.歯ぐきに痛みが出る、はずれやすい、うまくかめないなど、入れ歯で困っている方は多いようです。古くは、アメリカ大統領のワシントンも、入れ歯がかみ合わないことが原因でいつも機嫌が悪く、演説も避けていたという話もあります。 粘弾性の強い材料と“咬める”人工歯 現在はさまざまな新しい技術や製品が開発されています。その一つは、歯ぐきに触れる部分に使う粘弾性という特殊な性質を持つ材料。ある程度の軟らかさがあるので、強く咬んでも痛みが出にくく、歯ぐきにピッタリとなじむようになり、入れ歯がはずれにくいのが特徴です。大きく口を開けるたびにはずれてしまうこともなくなります。 また、咀嚼(そしゃく)運動(咬むこと)に適合した総入れ歯用の人工歯も開発されています。これは本来あった歯の位置を再現することが可能で、見た目も自然になります。旅行などでも皆と同じものを食べることができますよ。 以上のような新しい材料を用いることで、入れ歯治療も随分改良されて来ています。それでも、合わない、痛みが出る、という方は、インプラント(人工歯根)や義歯用マグネットを併用することで、入れ歯の安定をはかれます。これらは、まだ健康保険治療の適応ではありませんが、今ある悩みを解決し、以前のような楽しい毎日を過ごすというのも、選択の一つだと思います。 次回は「インプラントについて」です。 |






































インプラント治療とは、失ってしまった歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法。隣の歯を削ることなく治療ができ、自分の歯のように違和感なく噛めるようになります。最近では、骨幅や高さがないなど骨の条件がよくない場合も、GBR法(骨を増やす方法)などで適応範囲が広くなりました。ただ、全身の疾患がある場合には治療ができない場合があること、保険適用外で自由診療となることも理解しておいてください。




